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日本 · 動悸・受診の目安

動悸はストレスだけ?受診が必要なサイン、心電図の検査、相談する診療科

胸の痛み、息苦しさ、失神を伴う動悸は救急へ。考えられる原因、内科・循環器内科の相談、症状と心電図を結び付ける検査を説明します。

からだの余白 編集部公開 更新 6 分で読めます
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まず確認:胸痛、息苦しさ、失神を伴う動悸は救急へ

動悸とともに胸の痛み、息苦しさ、気が遠くなる・失神する症状がある場合は、救急対応を優先してください。日本では119、国外では現地の救急番号へ。自分で運転しないでください。症状がいったん消えても、このような症状があったことは早急に医療機関へ伝える必要があります。[1][2]

この例に当てはまらなければ安全、という意味ではありません。心臓の病気がある方、新しく始まった・明らかに変わった症状のある方は特に相談をためらわないでください。脈拍を数えたり時計の記録を探したりするために、救急連絡を遅らせないことが大切です。[3]

研究・公的資料と、日常での実践例を分けて紹介しています。個別の診断や治療、減量結果を保証するものではありません。

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動悸とは何か:感じ方と心臓のリズムは同じではない

動悸とは心拍を強く意識する感覚で、「ドキドキ速い」「一拍抜けたよう」「胸や喉が強く打つ」などと表現されます。動悸を感じているとき、心臓のリズムが正常な場合も異常な場合もあります。つまり、感覚の強さだけで不整脈の種類や危険度を判断することはできません。[3]

診察では、どんな感覚だったかに加えて、急に始まったか、どれくらい続いたか、いつ終わったかを伝えます。『脈が変だった気がするけれど数えていない』でも構いません。測定できなかったことを理由に、症状をなかったことにしないでください。

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考えられる原因:生活の刺激、貧血・甲状腺、心臓の病気

睡眠不足、緊張や不安、激しい運動、カフェイン・アルコール・ニコチン、薬などがきっかけになることがあります。一方、鉄欠乏性貧血、甲状腺機能亢進症、不整脈などの病気も原因の候補です。原因が違えば、必要な対処も違います。[1]

風邪薬の一部や刺激作用のある製品なども関係する場合があるため、処方薬だけでなく、市販薬、サプリメント、減量目的の製品も伝えましょう。『ストレスで起きた気がする』という本人の見立ては大切な情報ですが、それだけで心臓や全身の病気を除外することはできません。[3]

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何科に行く?内科で全身を、循環器内科で心臓を相談

原因が分からない動悸は、かかりつけ医や内科で相談する方法があります。症状を繰り返す、頻度が増える、長く続く、心疾患や家族の心臓病歴がある場合などは受診が勧められます。心臓のリズムや専門検査が必要なときは、循環器内科が相談先になります。[1]

診療科を探す際は「動悸がある」だけでなく、いつから、頻度、胸痛や失神の有無、既往歴を伝えてください。地域や施設で初診の受付、紹介状、検査体制が異なるので、予約案内を確認しましょう。緊急症状があれば、専門外来の予約まで待つ判断はしないでください。

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心電図で分かることと、短い検査では捉えにくいこと

心電図は心臓の電気的な動きを記録する検査です。発作的に起こる不整脈では、症状の出ていない時間の短い記録だけで捉えられないことがあり、必要に応じて長時間の記録を検討します。2017年のISHNE・HRS専門家コンセンサスは、通常の心電図で捉えにくい不整脈の検出など、長時間記録の利用を扱っています。[4]

だからといって、正常な心電図を受けた人すべてに追加検査が必要という意味ではありません。症状の経過や診察所見などから検査の必要性を決めます。「検査中には症状がなかった」「発作は週に一度程度」と具体的に伝え、検査結果が今回の症状をどこまで説明しているのかを聞きましょう。[3][4]

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ホルター心電図と記録:普段の行動と症状を合わせる

ホルター心電図は、日常生活の心電図を長時間記録し、動悸・胸痛・めまいなどが起きたときの変化を調べる検査です。国立循環器病研究センターの説明では、24時間の記録と、その間の症状や活動の記録を組み合わせます。[5]

検査中の記録は「15時、階段を上がったあとにドキドキ」「就寝前、横になって数分続いた」など、時刻と状況を残します。機器ごとに入浴や取り扱いの指示があるため、検査施設の案内に従ってください。自分で症状を出そうと運動を増やす必要はありません。[5]

症状がまれな場合などは、別の長さや方式の記録を選ぶことがあります。検査が症状の頻度に合っているかを相談することが役立ちます。[3]

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受診までに見直せること:刺激を減らしても診断の代わりにはしない

カフェイン、飲酒、喫煙などが関係する場合は見直しが役立つことがあります。ただし、生活の刺激を減らして改善しても、それだけで原因が確定するわけではありません。繰り返す症状や新しい変化は医療者に伝えてください。[1][3]

実践するなら「夜のエナジードリンクをやめた日」「睡眠時間」「動悸が起きた時間」を同じメモに書きます。飲料は商品名や本数を残すと説明しやすくなります。薬やサプリの変更を相談するときは、何の目的で使っているかも伝えましょう。処方薬を自己判断で減らす手順は、この記事では示していません。

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受診メモ:時計の数値だけでなく、体調と経過を持参する

持参する情報は、始まった時期、急に始まり急に止まるか、続いた時間、安静時か活動中か、胸痛・息切れ・失神の有無、持病、服薬、家族の心臓病歴です。症状の質問と心電図などを合わせて評価するので、説明は数字だけにしないでください。[3][4]

記載例は「一昨日、座っているときに突然速く感じ、数分で戻った。胸痛はなし。先週から市販の風邪薬を使用」です。測れた脈拍や機器の記録があれば添え、測定できていなければそのまま伝えましょう。記録は補助情報で、症状が重いときの連絡より先に集めるものではありません。

診察後は、疑われる原因、次の検査の目的、再診時期、すぐに医療機関へ連絡する症状を確認してください。本記事は個人の診断を行うものではなく、危険な動悸をすべて見分ける方法でもありません。

SOURCES & CONTEXT

参考文献・一次資料

  1. NHS:Heart palpitations(救急症状・受診目安・原因・専門診療)
  2. 総務省消防庁:救急車利用マニュアル(胸の症状・意識障害・119)
  3. MedlinePlus/米国国立医学図書館:Heart palpitations(原因・診察での確認事項)
  4. Steinberg et al.:2017 ISHNE-HRS expert consensus statement on ambulatory ECG and external cardiac monitoring/telemetry(DOI 10.1111/anec.12447)
  5. 国立循環器病研究センター:ホルター心電図(長時間心電図)

一次資料へのリンクを掲載し、観察研究・試験・モデル・公的ガイドの違いを本文で説明します。専門家による医学的監修は受けていません。

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